田安門

更新日:2022年10月03日

道路沿いのに植栽内設置された田安門の説明板の写真

場所:九段南一丁目6先 田安門前交差点南側にある植栽内

国指定重要文化財 1961年(昭和36年)6月7日指定
この門は九段坂上にあり、門の前の土橋が千鳥ヶ淵と低地の牛ヶ淵の水位調整をしていました。江戸時代には江戸城北の丸から牛込門を経て上州(現在の群馬県)へ向かう道の起点でした。門の名は、この台地が田安台と呼ばれ、田安神社(現在の築土神社)があったことに由来します。
門は1620年(元和6年)に建築され、1636年(寛永13年)に修繕されたものが現在に伝わっていると考えられ、高麗門は江戸城のなかでは最も古い建築物です。
現存する石垣は戦災により崩れ、1965年(昭和40年)の北の丸整備に合わせて修復されたものですが、地上から2~3段分は江戸時代の原型を保っています。