石獅子

更新日:2022年10月03日

石獅子についての内容が文字彫りされた石造物の写真

場所:外神田二丁目16-2 神田神社境内

千代田区指定文化財
1991年(平成3年)4月1日指定

この石獅子は、区内に残る数少ない江戸期の石造物のひとつです。享保期(1716~1735年)に、下野(現在の栃木県)の名工・石切藤兵衛が作ったものといわれています。1862年(文久2年)11月に両替屋仲間が石を積んで神田神社へ奉納したという記録があります。
3頭の石獅子は、親獅子が谷底へ突き落した子獅子を見る構図になっています。このうち江戸期以来のものは夫婦2頭のみで、子獅子と獅子山は1923年(大正12年)の関東大震災で失われ、1989年(平成元年)に天皇即位を記念して再建されました。

(注意)千代田区指定文化財は獅子の夫婦2頭

石垣の上に2頭の獅子の彫刻と、獅子山再建の石碑が建っている写真