大伝馬町八雲神社鉄製天水桶

更新日:2022年10月03日

場所:外神田二丁目16-2 神田神社境内大伝馬町や雲神社鳥居脇

千代田区指定有形民俗文化財
2004年(平成16年)4月1日指定

 大伝馬(おおでんま)町八雲神社は、神田神社境内の神社(摂社(せつしゃ))で小舟町八雲(やくも)神社、江戸神社とともに江戸時代には、祇園牛頭天王三社(ごずてんのうさんじゃ)と呼ばれていました。天水桶は防火用水などに使うため、雨水を溜めるためのものです。深川大島の鋳物師・太田近江大掾(おうみのだいじょう)藤原正次(通称・釜六)の作です。反物などの流通を一手に担う問屋仲間が1839年(天保10年)6月に奉納したものです。彼らは祭礼費用を賄うなど、神社と深い結び付きを持っていました。