神田お玉が池界隈

更新日:2022年10月03日

場所:岩本町二丁目5 お玉が池児童遊園内

江戸時代以前、この地域にはお玉が池と呼ばれる池がありました。当初は桜が池と呼ばれていましたが、ほとりにあった茶店のお玉という女性が池に身を投げた故事から、お玉が池と呼ばれるようになったといわれています。池は江戸時代の早い時期に埋め立てられ、正確な場所は不明ですが、岩本町二丁目・神田岩本町・神田東松下町周辺であったと考えられます。
江戸時代以降、この地域は文化人が多数住む場所として知られていました。江戸時代後期に発行された人名録からは、儒学者・漢学者・蘭学者が塾を開き、剣術家・柔術家などが道場を開いていたことが分かります。