小舟町八雲神社鉄製天水桶

更新日:2022年10月03日

場所:外神田二丁目16-2 神田神社境内 小舟町八雲神社境内

千代田区有形民俗文化財
2005年(平成17年)4月1日指定

小舟町八雲神社の天水桶は、江戸の魚問屋仲間の遠州屋新兵衛他10名によって1811年(文化8年)に奉納されました。深川大島の鋳物師で当時「釜六」と呼ばれた、太田近江大掾(おうみのだいじょう)藤原正次の作とされていますが、左右一対の天水桶のうち、本殿左側のものは失われ、1857年(安政4年)に再建されています。小舟町八雲神社は江戸時代には祇園牛頭(ごず)天王社(てんのうしゃ)(二の宮)と呼ばれていました。魚問屋仲間が集住していた小舟町(現在の中央区日本橋小舟町)の人々により崇敬されるようになり、現在に至ります。