加藤清正邸 井伊掃部頭邸跡

更新日:2022年10月03日

公園西側の一角に設置された加藤清正邸/井伊掃部頭邸跡の説明板に日が差している写真

場所:永田町1丁目1 国会前庭北地区洋式公園

 永田町1丁目1番と8番(国会前庭のうち北地区の公園及び西側の一角)は、1596~1615年(慶長年間)から熊本藩(現在の熊本県)藩主加藤清正の屋敷でした。加藤家は2代忠広の時に謀反の疑いをかけられ、1632年(寛永9年)に改易となり屋敷も没収されました。同年、彦根藩(現在の滋賀県)藩主井伊家が拝領し、明治維新まで上屋敷としました。歴代当主は、掃部頭(かもんのかみ)を称しました。1860年(安政7年)3月、幕末の大老井伊直弼はこの屋敷から外桜田門へ向かう途中で水戸藩士らに襲撃されました。なお、加藤清正邸跡は、1955年(昭和30年)3月28日に東京都指定旧跡として文化財指定されています。