サトウ公使植桜の地

更新日:2022年10月03日

場所:一番町1先 千鳥が淵公園内・英国大使館東側

アーネスト・サトウ(1843年-1929年)はイギリス出身の外交官です。幕末に通訳官・書記官として来日し、流暢な日本語を生かして討幕派だけでなく佐幕派とも広い交友関係を作りました。明治維新後、1870年(明治3年)に東京のイギリス公使館に赴任し、その後、バンコクやモロッコなどで公使を務め、1895年から1900年(明治28年~33年)には日本公使に任じられました。
1898年、サトウは英国公使館(現在の英国大使館)前の空地に桜の木を植え、東京府に寄付しました。のちに、それが見事な桜並木となり多くの人々に親しまれました。
サトウの植えた桜は戦災等で枯れてしまいましたが、戦後再び付近に桜の木が植えられ、新たな桜の名所となっています。