銅製梵鐘 庚申塔

更新日:2022年10月03日

境内内の梵鐘とその横に設置された銅製梵鐘/庚申塔の説明板の写真

場所:麹町六丁目2 心法寺境内

銅製梵鐘(どうせいぼんしょう)
千代田区指定有形文化財
1998年(平成10年)4月1日指定

 この梵鐘は、1676年(延宝4年)に鋳造されたものです。開山当初からの鐘が破損したため再鋳造されたとする説もあります。鋳造者は、神田鍋町(現在の神田鍛冶町三丁目)に居住した御鋳物師(おんいもじ)の椎名伊豫藤原吉寛です。梵鐘には鋳造に際して寄付をした多数の人名や講中の名前が刻まれています

庚申塔(こうしんとう)
千代田区指定有形文化財
2011年(平成23年)4月1日指定

 旧暦で60日に1度巡ってくる庚申(かのえさる)の日の夜、眠っている間に体内に住む虫(三尸(さんし))が天に登り、罪状を天帝に告げるという道教の思想があります。庚申の日は、虫が天に昇らないよう徹夜して過ごす庚申待ちの信仰に基づき建立されたのが庚申塔です。心法寺の庚申塔には日・月、青面金剛(しょうめんこんごう)像、二鬼、三猿(さんえん)、二鳥が刻まれています。側面の銘から1752年(宝暦2年)に奉納されたと考えられますが、奉納の由来など詳細は不明です。

(注意)原則一般公開は行っておりません。見学希望の際は必ず事前にお寺にご相談ください。