力石(天龍石) 筆塚

更新日:2022年10月03日

千代田区指定文化財
1993年(平成5年)4月1日指定(力石)
2015年(平成27年)4月1日指定(筆塚)

 力石とは、一定重量の円形または楕円形の石で、神社の境内や地域の集会を行う場所などにあって、若者たちが力試しに用いたと言われています。この力石は長径80センチメートル、短径60センチメートルの卵型に近い形をしており、表面には、中央に「天龍石」、右端に「十店助次郎持之」、左端に「同新助」という銘文が刻まれています。
 この筆塚は菅原道真公950年遠忌の1852年(嘉永5年)2月に奉納されました。「筆塚」の文字は楳庵蟻道(ばいあんぎどう)によるものですが、楳庵はもとより奉納者についてもよくわかっていません。