力石(築土神社)

更新日:2022年10月03日

千代田区指定文化財
1989年(平成元年)4月1日指定

 力石は一定重量の円形または楕円形の石で、一般的には神社の境内や地域の集会を行う場所などにあって、若者たちが力試しに用いたと言われています。
 しかし築土神社の場合は、神社が日本橋川堀留近くにあったことから江戸時代の交易や運搬手段として主流であった水運との関係が指摘されています。すなわち、この力石は船底に積んで船を安定させるための重しとして利用されたとみられます。