平河天満宮銅鳥居

更新日:2022年10月03日

千代田区指定文化財
1994年(平成6年)4月1日指定

 この銅鳥居は1844年(弘化元年)12月に、麹町周辺の人々により建設・奉納されたものです。柱木自体は石製で銅板が巻き付けられています。鳥居を制作したのは、神田鍛冶町に居住した鋳物師の西村和泉藤原政時(にしむらいずみふじわらのまさとき)です。左右の台座部分には、4体ずつ獅子の彫刻がのせてあるなど特徴があります。
 左右の柱木(はしらぎ)には丸く銅板が欠損し、内部の石が露出している部分があります。これは戦時中、空襲の際の機銃掃射によるものです。