昌平橋

更新日:2022年10月03日

 昌平橋は、江戸城外堀(現在の神田川)に架かる橋の一つで、1624~44年(寛永年間)に架けられたと伝えられています。橋際から駿河台に登ると一口(いもあらい)稲荷(現在の太田姫稲荷神社)があり、一口橋とも呼ばれました。他にも、相生橋という呼称もありました。その後、1691年(元禄4年)に湯島に孔子廟が設けられてからは、孔子誕生地の昌平郷(しょうへいきょう)にちなんで昌平橋と呼ばれるようになりました。
 少し下流にあった筋違門(すじかいもん)とともに、中山道・日光御成道の主要通路として利用されており、橋の南側は「八つ小路」と呼ばれる広場として賑わいました。