企画展「千代田の大奥―時代へのまなざし―」

更新日:2025年07月25日

企画展「千代田の大奥」バナー

展覧会概要

会場 日比谷図書文化館 1階 特別展示室
会期

令和7年10月1日(水曜日)~11月9日(日曜日)

時間

10時~19時(金曜10時~20時、日曜・祝日10時~17時)

※入室は閉室の30分前まで

休室日 10月20日(月曜日)
観覧料

一般500円

大学・高校生300円

区内在住者・中学生以下・障がい者(付添1名)無料​​​​​​

主催 千代田区、千代田区教育委員会
共催

千代田区立日比谷図書文化館

展覧会の見どころ

1)華やかな大奥イメージの創出にも影響を与えた楊洲周延の浮世絵「千代田の大奥」を全点公開します

明治27年(1894)から同29年にかけて刊行された浮世絵「千代田の大奥」は、浮世絵師楊洲周延の画業を代表する作品の一つです。江戸時代には、江戸城大奥の暮らしや風習、将軍家に関わることなどを描くことが禁じられていましたが、明治以降、絵画の中でその様子が表現されるようになりました。大奥の女性たちが華やかに描かれた「千代田の大奥」は、人々の大奥イメージの醸成に影響を与えたと言えるでしょう。本展では「千代田の大奥」を全点公開し、周延が描いた江戸城大奥の世界をご覧いただきます。

千代田の大奥・観菊

楊洲周延画「千代田の大奥 観菊」(千代田区所蔵)

2) 「時代を振り返ること」に着目し、明治の人々が「江戸」をどう捉えていたのか史料から紹介します

明治20年代、人々の間では江戸時代を懐古するムーブが沸き起こっていました。周延もその一人として江戸時代を振り返り、作品の中で「江戸」を表現しました。明治の人々は、過ぎ去った「江戸」をどのように見つめていたのでしょうか。明治22年(1889)8月に上野で行われた「東京開市三百年祭」に関する記録や、かつて江戸幕府に仕え、維新後それぞれの道を歩んできた旧幕臣たちの史料を中心にご紹介します。

江戸開府三百年祭上野東照宮社前之図

「江戸開府三百年祭上野東照宮社前之図」

(『風俗画報』第9号、千代田区所蔵)

徳川盛世録

市岡正一著『徳川盛世録』(千代田区所蔵)

関連イベント

(1)関連講座

関連講座1「浮世絵師・揚州周延が描いた「大奥」の世界」

日時

令和7 年10月13日(月・祝)14時~15時30分

会場

日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)

定員

200名(申込順)

参加費

一般1000円(区民500円)

講師

村瀬 可奈氏(東京国立博物館 研究員)

申し込み受付開始日 8月25日(月曜日)午前10時

申し込みの詳細はこちら(外部サイト)

 

関連講座2「田沼時代の大奥 権力者高岳」

日時

令和7年11月1日(土曜日)14時~15時30分

会場

日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)

定員

200名(申込順)

参加費

一般1000円(区民500円)

講師

畑 尚子氏(國學院大學・青山学院大学 非常勤講師)

申し込み受付開始日 9月13日(土曜日)午前10時

申し込みの詳細はこちら(外部サイト)

 

(2)ギャラリートーク

日時・担当

令和7年10月10日(金曜日)・31日(金曜日) 各回18時より30分間

会場 日比谷図書文化館 1階 特別展示室
担当者 日比谷図書文化館文化財事務室 学芸員
参加料

無料(事前申込不要、別途観覧料は必要です)

問い合わせ先

(1)関連イベント・プレスに関すること

日比谷図書文化館代表 電話:03-3502-3340

(2)展示内容に関すること

日比谷図書文化館文化財事務室 電話:03-3502-3348

※開室時間:平日10時から18時